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OpManager Enterprise Editionのサーバー移行手順


概要

OpManager Enterprise Editionのサーバー移行手順をご説明いたします。

分散構成 Enterprise Editionのサーバー移行手順です。
単一構成 Professional Editionの手順はこちらをご参照ください。

解説

サーバー移行は大きく分けて以下の2通りの手順がございます。

インストールフォルダの移動

使用データベースがPostgreSQLの場合の手順です。
セントラルサーバー:
  1. OpManagerサービスを停止します。
  2. OpManagerのインストールディレクトリ/bin へ移動します。
  3. 以下のコマンドを実行して、既存サーバーのOpManagerサービスを削除します。

    OpManagerService.bat -r

  4. OpManagerのインストールフォルダーの圧縮バックアップを取得します。
    OpManagerのインストールフォルダーとは、配下に"bin"や"logs"フォルダを持つフォルダを指します。
    デフォルトの名称は"OpManagerCentral"です。
  5. 移行先サーバーへ手順4で取得した圧縮バックアップを移動し、展開します。
  6. 移行先サーバーにて、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
  7. <手順4で展開したOpManagerのインストールフォルダー>/bin へ移動します。
  8. 以下のコマンドを実行して、移行先サーバーからデータベースへのアクセスを許可します。

    initPgsql.bat

  9. 続けて以下のコマンドを実行して、OpManagerサービスを登録します。

    OpManagerService.bat -i

  10. 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します。
  11. すべてのプローブを再起動します
  12. [セントラルの詳細]を更新します。
    移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、各プローブの[設定]→ [設定]→[セントラルの詳細]より、サーバー情報を更新します。
    ※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
    ※ビルド12.3以前をご利用の場合、上記メニューが存在しない場合がございます。
    その場合、各プローブのOpManagerのインストールディレクトリ/conf /OpManagerへ移動し、"NOCServerDetail.xml"ファイル内の、"NOCServerName"を更新します。
  13. 既存のサーバーのセントラルをアンインストールします。
プローブサーバー:
  1. OpManagerサービスを停止します。
  2. OpManagerのインストールディレクトリ/bin へ移動します。
  3. 以下のコマンドを実行して、既存サーバーのOpManagerサービスを削除します。

    OpManagerService.bat -r

  4. OpManagerのインストールフォルダーの圧縮バックアップを取得します。
    OpManagerのインストールフォルダーとは、配下に"bin"や"logs"フォルダを持つフォルダを指します。
    デフォルトの名称は"OpManagerProbe"です。
  5. 移行先サーバーへ手順4で取得した圧縮バックアップを移動し、展開します。
  6. 移行先サーバーにて、管理者権限でコマンドプロンプトを開きます。
  7. <手順4で展開したOpManagerのインストールフォルダー>/bin へ移動します。
  8. 以下のコマンドを実行して、移行先サーバーからデータベースへのアクセスを許可します。

    initPgsql.bat

  9. 続けて以下のコマンドを実行して、OpManagerサービスを登録します。

    OpManagerService.bat -i

  10. 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します
  11. [プローブ詳細]を更新します。
    • 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]より、サーバー情報を更新します。
      ※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
  12. 既存のサーバーのプローブをアンインストールします。

バックアップの取得→リストア

セントラルサーバー:

<バックアップ>

  1. OpManagerサービスを停止します。
  2. Professional Editionと同様の方法でバックアップを取得します。

<リストア>

  1. データの損失を防ぐために、すべてのプローブを停止します。
  2. Professional Editionと同様の方法でリストアします。
  3. 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します。
  4. [セントラルの詳細]を更新します。
    • 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、各プローブの[設定]→[設定]→[セントラルの詳細]より、サーバー情報を更新します。
      ※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
      ※上記メニューが存在しない場合、各プローブのOpManagerのインストールディレクトリ/conf /OpManagerへ移動し、"NOCServerDetail.xml"ファイル内の、"NOCServerName"を更新します。
  5. すべてのプローブを再起動します。
  6. 既存のサーバーのセントラルをアンインストールします。
プローブサーバー:

<バックアップ>

  1. OpManagerサービスを停止します。
  2. Professional Editionと同様の方法でバックアップを取得します。

<リストア>

  1. データの損失を防ぐために、すべてのプローブを停止します。
  2. Professional Editionと同様の方法でリストアします。
  3. 移行先サーバーでOpManagerサービスを起動します。
  4. セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]で、古いプローブのステータスが[起動中]、新しいプローブが[サーバーダウン]と表示されることを確認します。
  5. 新しいプローブを削除します。
    ※古いプローブは削除しないでください。
  6. [プローブ詳細]を更新します。
    • 移行先サーバーのIPアドレス、またはホスト名が既存のサーバーと異なる場合は、セントラルサーバーの[設定]→[設定]→[プローブ詳細]より、プローブ名をクリックして、サーバー情報を更新します。
      ※IPアドレスとホスト名が同一の場合、更新する必要はありません。
  7. 既存のサーバーのプローブをアンインストールします。